2005年08月19日

挙党一致体制を無理矢理作る執行部

先日のテレビタックルでハマコーが『過ぎたるは及ばざるがごとしと言う言葉があるそうで、(反対派に対して)やりすぎない方がいいと言うことですよ。』と言ってました。

困ったことに少々やりすぎの方向へ突き進んでいる雰囲気です。



◆反対派37人 自民、離党勧告も浮上

公示前処分案、支部には“圧力”



 郵政民営化関連法案の衆院採決で反対票を投じた前衆院議員に対し、自民党執行部の姿勢がさらに厳しさを増してきた。執行部では十八日、反対票組三十七人に、衆院選公示前に離党勧告を含む処分を決める案も浮上。一方、反対票組の選挙区支部を順次、事実上の閉鎖に追いやるなど、選挙資金の流れを絶つ動きも加速し、反対派支援の動きがくすぶる地方組織の引き締めを図ろうとしている。

 自民党の処分のうち離党勧告は除名に次ぐ重い処分。小泉純一郎首相が衆院解散後、反対票組の前職を非公認とする方針を表明したため、執行部は当初、新たな処分を決める党紀委員会の開催を急ぐ必要はないと判断し、処分決定は衆院選後とする意向だった。

 だが、反対票組に対し次々に対立候補を擁立する執行部の手法には、党の地方組織からも反発が出ている。非公認ながら自民党員でもある前職への支援を模索する動きはなお根強い。このため執行部に、離党を促すことで公認候補への支援を徹底するよう求めるべきだとの考えも浮上した。ただ、執行部内にも「反対派への強硬姿勢を強めすぎれば、世論の支持を失いかねない」(幹部)との慎重論もあり、公示前に処分を決定できるかどうかは流動的だ。

 一方、執行部は選挙区支部をめぐっても強気だ。自民党の選挙区支部は候補者が立候補する際に設置。選挙区組の前職はすべて、それぞれの支部で支部長を務める。このため自民党は、公認が決まった対立候補二十二人に支部新設の手続きを進めさせている。週内にも反対票組の三十四選挙区すべてで対立候補擁立を終える構えだが、その段階で反対票組の支部はすべて閉鎖状態となる。

 自民党本部が支部新設を進めるのは、支部のもつ預金口座が党からの公認料や政治活動費の振り込み窓口だからだ。また、政治資金規正法上、支部は候補者が企業・団体献金を受ける唯一の受け皿。その実権を反対票組に握られたままでは、公認候補の選挙活動に支障が出る。逆に、支部を失った反対票組は「資金集めが大きく制限され、手足を縛られる」(反対派)ことになる。

 支部の設置要件は(1)事務所などの設置場所(2)代表者である候補者(3)規約−の確保など。党本部への認可申請を受け幹事長が最終決定するが、反対票組の支部は、代表者を失ったことで認可を受ける資格が欠けたとみなされ、事実上の閉鎖となる。

 執行部が支部新設を急ぐのは、「これまでは党を除名しない限り、支部長をやめさせることなどできなかったが、今はその時間もない」(同)ためでもある。

 ただ、新支部を設置しても、党本部が過去に支給した政治活動費の残高や後援者名簿などが円滑に引き継がれるとは限らず、執行部には「閉鎖命令」などの正式な通知を出して、さらに締め付けを強めるべきだとする声もある。

<産経新聞:H17.8.19 (金)>


小泉首相が一貫して郵政民営化を掲げてこの4年間政権を担ってきました。

選挙も大方、勝利あるいは現状維持といった状態でした。

民主党も「民営化には賛成」という立場でした。

首相からすれば「民主党も賛成しているし、自分の公約が受け入れられているから自民党は議席を確保できたんだ」と認識しても無理からぬ事。

そこへ来ての否決、解散総選挙。

『郵政民営化政党』として自民党を純化するためには単に反対派だけでなく、造反組織となった県連をも取りつぶすのは必要な手段だと思います。



ただ、純化するためのポイントが「郵政だけ」というのも少々首を捻るところですわな。

では今回も中途半端で良いかというとやっぱりそうでもない‥‥‥。

正直そのさじ加減は難しいです。



一方小泉首相がこうした強い態度に出ている理由を匂わせる情報があります。

真偽は定かではありませんが、参院の民営化反対筆頭荒井広幸議員は、2003年の衆院選で民営化に反対して落選しました。その後2004年の参院選で出馬し、何とか当選した人なんですね。

その参院選前に「郵政民営化に反対しないから公認してくれ」と頼み込んで自民党の公認をもらっていたそうです。

ところが参院当選後、舌の根も乾かぬうちに郵政民営化反対の急先鋒としてテレビで大活躍をおっぱじめたというお話です。

噂に近いレベルの話ですが、親分の亀井静香氏が荒井氏公認のために土下座までしたということですから、噂の真偽はともかく、執行部に対してかなりの方便が使われたことが伺えます。

こうした経緯をふまえれば執行部が「民営化賛成の念書」を準備したり、反対派に強硬な態度で臨んでいるのも理解できますわな。

無論それが全て正しいとまではいいませんけどね‥‥‥。



選挙公示までまだ間がありますので、どういう結末を見るのかを含めて評価していきたいところです。



改革のために手段を選ばないのが自民党なら、これまで保身のために手段を選ばなかったのも自民党であることを加味すると、結局自民党らしいやり方と言えるのでしょうか‥‥‥。





◆荒井広幸参院議員、自民党離党…国民新党に参加へ

 郵政民営化関連法案の参院本会議採決で反対票を投じた自民党の荒井広幸参院議員は19日昼、党本部で武部幹事長と会い、離党届を提出した。

 荒井氏は、綿貫民輔・元衆院議長らが結成した国民新党への参加について、記者団に「決意は固めた」と述べた。

<読売新聞:H17.8.19 (金)>


などと思っていたら親分亀井にくっついていっちゃいました。

ま、これでわかりやすくなって何よりです。
posted by バビロン7 at 12:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 衆院選2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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