2005年09月13日

民主党、不覚の一手

しかしまぁ、呆れるほどの大勝利に終わりましたな‥‥‥。



自民:296

公明:31

-------------

与党計:327



民主:113

共産:9

社民:7

国民:4

日本:1

諸派:1

無所属:18

-------------

野党計:153



民主党はここ最近、どんどん支持率を伸ばし、いずれは自民党を喰う政党とまで認められるほどになりました。

二大政党制を謳うまでになった彼らが一体何故ここまで総崩れになってしまったのでしょうか‥‥‥。



原因の一つには、「小泉を倒しさえすれば政権が取れる」と思い詰めすぎた事があげられるのではないでしょうか。

郵政民営化は小泉首相の夢であり、長年掲げ続けてきた当人の公約でもあります。

自民党は郵政民営化を掲げ、財政再建のために金の流入口を閉める事を狙いました。

民主党は歳出削減を掲げ「利権を断つのは我々にしかできない」と出口の引き締めで支持獲得を狙いました。

入口対策vs出口対策という構図を作り、自民党を追いつめていく予定でした。

国民も年金対策や税制改革に注目し、民主党に対する追い風かと思われました。

しかし、そんな中で小泉首相は法案成立を目指して強硬に推し進めました。

このとき民主党は、この法案を葬れば小泉首相を倒し、ひいては自民党を倒せると確信したことでしょう。

ですがここで民主党は矛盾をつくる羽目に陥りました。

出口対策で押す戦略だったため、郵政改革については議論が進んでいなかったはずです。

(逆に自民党は年金改革、税制改革の議論は遅れ気味です。)

‥‥‥ですが、小泉憎しのあまり郵政民営化法案潰しに躍起になってしまいました。

「郵政民営化法案なんてどーでも良いから早く次の年金改革に移ってくれ」という呆れ気味の意見が国民の間に流れていたのに、です。

その結果民主党の戦略拠点である年金対策に話が移ることを国民が望んでいたにもかかわらず、郵政民営化法案潰しに拘泥してどんどん先送りになってしまったという“ねじれ”を国民に感じさせることとなりました。

そしてあの8月8日。

首相の会見で、そのねじれを満天下に晒すこととなってしまいました。

「一刻も早く対策を打たねば!」「何をぐずぐずやってるんですか!」と自民党を糾弾してきた民主党が、一気に「改革への抵抗勢力」へと叩き込まれてしまったわけです。

公示前、公示後、対案が詰め切れていない郵政改革に嘴を突っ込んでしまい、その対応の甘さが余計に自民党への勢いを加速させることになりました。

正に将棋のようなものですね。

敵の王将を追いつめるために必死となり、自軍の陣営を崩したことで逆王手、しかも飛車角取りという形勢逆転の悪手を打ってしまったわけです。



政治を見つめる国民が「改革をして、暮らしを楽にしてくれるのなら誰でも構わない!」と切実に願っていたということを、民主党は捉え損ねてしまったのではないかと、私は思いますね。
posted by バビロン7 at 01:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 衆院選2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
小泉さんが連呼した「郵政改革」ですが、
改革しようがしまいが、今の郵便局のサービスで僕は、十分満足しています。民間の保険会社は、例外なく五体満足の健康体でなくては加入できませんが、簡保は五体満足なら入れます。官から民に移行する場合は、加入するのに敷居が高くなるのは、必死だと思われます。そうしなければ、利益がえられないですから。
テレビなどのメディアは、報道していないのかもしれないですが、
民主党は、郵政よりも年金改革の方を、より強く打ち出しています。
郵政でやりあった場合は、郵政解散した小泉に歩がありますから、民主党は、戦略として年金改革を打ち出すしか勝ち目はないと思ったのでしょう。しかし、テレビでは、報道されなかったようですね。
Posted by siva at 2005年09月13日 01:55
>sivaさま
>民主党は、戦略として年金改革を打ち出すしか勝ち目はないと思ったのでしょう。
>しかし、テレビでは、報道されなかったようですね。

というよりはテレビに出て喋っても「いや私たち(自民党)は郵政民営化が改革の本丸だと言っているんです。」とかぶせられちゃったんですよね。
5月頃からこっち、テレビは自民内部のお家騒動を楽しげに放送してましたし‥‥‥。

それから「元々郵政民営化については民主党が熱心だったのに」という事実が国民に対して大きなインパクトを与えちゃったんでしょうね。
Posted by バビロン7 at 2005年09月13日 13:50
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